珊瑚の魅力

宝石珊瑚の歴史は二万年以上前にさかのぼります。

期源は地中海沿岸にあり、古代ギリシャやローマでは幸運、幸福の御守りとして愛用されてきました。

 

もともと地中海でのみ採取されていた宝石珊瑚でしたが、仏教の伝来とともにヨーロッパからシルクロードを通じ日本にも伝わったとされています。仏教の七宝でもある宝石珊瑚は日本でも広く珍重され、古来より様々な文化で親しまれてきたのです。

太平洋の珊瑚

宝石珊瑚は太陽光腺の届かない深海に生息します。珊瑚虫と呼ばれる小さな海底生物が吸着し、真珠と同じ成分である炭酸カルシウムの硬質な原木へと成長させます。また、成長は非常に遅く、何千年と生きることが出来るのです。

KAWAMURAでは主に太平洋、高知周辺の海で採取されるサンゴを使用しています。高知周辺の海は世界的に有名な宝石珊瑚の漁場のひとつであり、ここで採取される宝石珊瑚は特に品質が良く、高い評価を得ています。

珊瑚の種類

珊瑚礁は宝石珊瑚とは異なり太陽光線の届く浅い熱帯地方の海岸に生息します。生息域も宝石珊瑚に比べ大規模で多様な海洋生態系を生み出しています。

 

ただし珊瑚礁の珊瑚は宝石珊瑚とは別種の生物で、多孔質で柔らかくジュエリーの加工には適していません。また、ワシントン条約で国際取引が規制されています。

日本産の赤珊瑚を血赤珊瑚と呼びます。フと呼ばれる白色部分があるのが特徴です。色調が濃いほど高く評価され、なかでも高知県沖で採取される血赤珊瑚は、品質が良く希少性の高い最高品とされています。

 

地中海沿岸で採取される赤珊瑚を地中海珊瑚と呼びます。フがなく、血赤珊瑚同様に色調が濃いほど高く評価されます。

桃珊瑚は殆どが日本近海で採取されます。フがあり、色調は幅広くあります。朱に近い濃いピンクから、白に近い淡いピンクまであります。中でも薄い色調で色ムラのないものは希少で価値が高いとされています。

ピンク色の珊瑚の中でも薄い色ムラのないものを海外では「エンジェルスキン」日本では「本ボケ」と呼び、希少で価値が高いとされています。

南シナ海で採取され、淡いピンクから白までの色調のものをヒメまたはミスと呼びます。フはなく、やや硬質で色合いには透明感が感じられます。

桃珊瑚のなかでも、ピンクと白が大理石のように混ざり合った色調のものをスカッチと呼びます。

白珊瑚は南シナ海、日本近海で採取され、純白のものは希少性が高いとされています。また、東シナ海で採取される象牙色のものは珍重されますが、最近は採取されておらず市場での流通が少なくなっています。

珊瑚の手入れ

宝石珊瑚は大変デリケートな宝石ですので取扱いには充分気を付けなければいけません。表面は傷つきやすく、また主成分である炭酸カルシウムは酸に溶けやすい性質がありますので、汗や果汁など酸性のものが付着しましたら、柔らかい布で丁寧にふき取ってください。そのままにしておきますと徐々に光沢が失われることがあります。

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